LUNATIC FEST. 2日間に渡って繰り広げられた22組のアーティストによる"史上最狂"のステージを完全レポート。
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【minus (-)】
ライブ前から SHINE STAGE にはエレクトロなダンスビートが鳴り響き、他のステージとは違う独特な空間を形成していた。オーディエンスはノリノリで踊りながら、昨年結成されたex. SOFT BALLET の森岡賢、藤井麻輝によるユニット minus (-) の登場を今か今かと待ちわびている。そしてステージに彼らが現れると大歓声が湧き上がり、そのノリを途切れさすことなく森岡の「ハーイ!」というコールでステージはスタートした。ドラッギーな電子音が炸裂し、四つ打ちのビートはアッパーなグルーヴでダンスフロアーを揺り動かしていく。両手を叩きながらセクシーに踊り盛り上げる森岡。2曲目の「No_4」では対照的にクールに鍵盤を叩き、冷ややかな旋律を会場に響き渡らせていく。続くノイジーなボディーミュージック「PEEP SHOW」が始まると、飛び散る獄彩色を帯びた無数の電子音に触発されたオーディエンスは覚醒し、狂ったダンスフロアーはそのまま「No_5」へとなだれ込んでいく。ステージ上の森岡は冷ややかに手を掲げ、フロアーを支配する独裁者のごとく振舞っている。最後は先ほどまでとは一転、寡黙にステージで演奏していた藤井がヴォーカルをとる「B612 」。沈み込むような冷ややかなサウンドは、今まで目の前で繰り広げられていた狂気を、ゆっくりと凝固させていく。演奏が終わると森岡は「サンキュー LUNA SEA 、ありがとう!」とテンション高く告げ、対照的に藤井は無言でクールに何も言わずステージを後にした。


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【AION】
シンフォニックなSEが流れる中、メンバーがステージに現れると、 スタッフTシャツを着た LUNA SEA の J が DEAN(Ba.)にベースを手渡す。過去に AION のローディーをやっていた J からすればこれは至極当たり前の行為なのだろう。その光景をファンも微笑ましく見守っている。そしてライブは「RUINS ONLY」のスタイリッシュなギターから、スピーディーに展開していく。続いて NOV(Vo.)が「踊れー!あの頃の君へ!」と言いはなつも、演奏されたのはしっとりと聴かせるバラードナンバー「君へ」だった。踊り損ねたオーディエンスたちだったが、そのハイトーンでハスキーな美声に酔いしれ聴き入っている。そして AION のステージ最後は「幕張の舞台に立たせてもらったことを光栄に思う。俺たちなりに拳を上げて、頭を振るからお前達も空に拳を挙げてください!」と「SKY」を演奏し、メタル魂溢れるステージを見せつけた。ステージを去る際に、メンバー自ら「投げるから受け取ってな!」と音源を会場に投げるといったファンへのサービスもあり、フェスに対しての心憎いまでの気遣いを感じさせたのだった。


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【KA.F.KA】
土屋昌巳(Gt.)を中心に、ISSAY(DER ZUBET)、ウエノコウジ(the HIATUS, ex.thee michelle gun elephant)、MOTOKATSU(THE MAD CAPSULE MARKETS)、そして先ほどこのステージに出演した、森岡賢(minus(-))といった 強者が勢ぞろいしたバンド KA.F.KA のライブはインストナンバー「Spider & Pirates 」で幕を開けた。土屋独特のギターフレーズが空間を揺らし、強固なリズム隊がそれを支えていく。そしてタキシード姿のISSAY(Vo.)が遅れて登場。「ようこそ!KA.F.KA です。先月ファーストアルバムを出したばかりの新人です。どうぞ宜しく。」と挨拶し、そのファーストアルバムから「Jack The Midnight」を披露。重厚なリズムにエキセントリックなギターが纏わり付き、妖艶で高貴な ISSAY のヴォーカルがこの曲を際立たせていく。続けて同アルバムから「The Prisoner」、「2年前に、ギターの土屋さんと初めて一緒にレコーディングした「Swan Dive」の中から一曲聞いてください。」と土屋昌巳のソロアルバムから「Last Shadow」を演奏。次の曲を前に、土屋は LUNA SEA の SUGIZO を呼び寄せると、過去の交流を話し、一緒に Joy Division の「Transmission」をカバー。NEW WAVE 感覚溢れる KA.F.KA のステージは、深夜の映画館で猟奇的なレイトショーを見せられたような感覚に陥らせるものだった。