PERSONZ インタヴュー。ニューアルバム「夢の凱旋 -TRIUMPH OF DREAM- 」と武道館への想い。
PERSONZ


liveikoze : アルバム製作で苦労したことはありましたか?

渡邉 : 特にはなかったです。

liveikoze : 今回はアルバム制作に合わせて曲をつくったんですか?

渡邉 : そうですね

liveikoze : 元々あったのは 「DREAMERS ONLY」 だけですか?

渡邉 : いや、ライブではやっていましたがほとんど書き下ろしです。

liveikoze : それではアルバム収録曲は今回の武道館が初お披露目になるわけですね。

JILL : もしやるとすればそうですね(笑)。


liveikoze : 武道館に向けては?

JILL : 24年ぶりということに趣をおけば、武道館は一時期バンドブームの1990年頃には皆さんやっていたんです。もちろん私たちの同期の人たちもほとんどやっています。しかしその後、武道館に戻ってくる人たちがどれだけいるのかを考えれば、お分かりになると思いますが、同じ形で24年ぶりに戻るというのは非常に大変なことなんです。もちろん半端な事では戻れないんですよ。私たちもバンドとしては良い時もあれば悪い時もあった。例えばバンドブームの時にデビューした時は、アッいう間に全国に知れ渡って、それでポンポンとライブハウスからホールに行って、アリーナに行くと言う感じでしたもの。ただ、今回みたいにライブハウスツアーをして、もう一度全国の人たちに「武道館に行くよ!」と言ってきた3年半の成果が出るライブは、凄く輝かしく誇らしいこと思うんです。


liveikoze : それは常々 PERSONZ が掲げている”夢を叶える”ということが実現したと受け止めてもいいんですかね?

JILL : そうですね。ただ最初に言いだしたのは私たちだけれど、まずそれを叶えるには皆んなが一つにならなければならないんです。夢を叶えると言ってもバンドですから一人ではやれないですからね。逆に言えば1990年、91年に武道館で2DAYSをやっているんですけど、その頃は若くて、そして未熟だったので表現も「こっから先もっとやれるのに」っていう所で終わってしまって。そこから解散とか休止とかになっていれば、その間が空白になっているけど、皆さんの知らない間ずっとライブをやっているので、それはもうかなりの百戦錬磨というか。

liveikoze : キャリアということですかね?JILLさんの歌にも包容力というか、若い頃は突き刺さるというか、このアルバムは聴いていて安心感があるというか…

JILL : 若い頃は力任せというか…突っ走ることで出来た表現も50歳を超えると誰も想像していないんですよ。80年代のバンドは。でも、その分努力をしているし、所謂ロッカーって凄く自由で、なんの努力もせず、着の身着のままワイルドにやっていると思われがちだけど、今、50代以上でロックをやっている人たちにそんな人はいないと思うんですね。80年代からやってきて一番ロックが若い人たちに広まった時の世代なので。やる側も聴く側の人たちも成熟して大人で、楽しめるコンサートって私たちが初めての世代なので、そういうことを踏まえれば、同じように武道館でやるけれど、きっと24年前とはずいぶん違うものがあるんだろうなと思います。

liveikoze : これを機に同世代のバンドも再び武道館を目指してもらいたいですね。

JILL : そうですね。何かを目標を持つということは悪いことではないですね。武道館のステータスも今ではちょっと昔とは違うようになってきていますが、私たちにとってはそこでやるのが「自分たちの夢!」っていうところがあったので、もう一度ロックの象徴としての武道館になればいいと思います。

liveikoze : 最後にファンの人たちにお願いします。

渡邉 : ずっと僕たちを応援してくれている人たちも、最近好きになってくれた人たちも含めて、武道館という場所でファンの皆さんの思いにきちんと応えられるような良いライブにしたいと思いますので、ぜひ武道館に足を運んでいただければと思います。

JILL : 50代を超えたバンドで30年の中、これを機にPERSONZ は変わるんでしょうけど、6月26日のライブは一度しかないので、この機会に必ず観ていただきたというのが望みです。この間の渋谷公会堂もそうだったんですけど、やはりブランクがある方々が結構いて、「なんでもっと早く_観なかったんだろう…」っていうメールを頂いたりしたんですね、だから武道館には是非来ていただいて、本当にその気持ちを体現して頂きたいです。4人のパフォーマンスも昔よりも増していると思うので。

interview & text:R HIRAKAWA
photo (interview):K FUJISAWA