up-beat tribute band 独占インタビュー。活動再開からアルバム、そして結成30周年について当時のことを赤裸々に語る。
up-beat tribute band

liveikoze : でも当時のUKのニューウェイブ系のアーティストとか、みんな髪立ててましたしね。

広石 : というか、ヘアメイクが氷室さんをやっていたヨコハラさんで、ヘアメイクが同じっていうこと(笑)UP-BEATがマネしたんじゃなくて、みんなヨコハラ仕様だったっていうだけの話しなんだよね(笑)

liveikoze : 時代的にもそうですしね(笑)当時から異端でしたよね。音に関してもアップビートって凄くUK的というか。そういう意味では、UKの音楽に影響されているでいいんですよね?

広石 : うん。でも割と幅広かったよね。というかイーグルスみたいに出来なかったし。

liveikoze : イーグルスですか?

広石 : あんな風に上手く演奏できなかったし。やっぱその粗さも手伝って。

liveikoze : 意外な感じです。そういう意味で影響を受けたアーティストを伺っていいですか?

広石 : いやもう多すぎて。まぁでもブリティッシュ全般だよね。あとはニューヨークパンクとドアーズ。アメリカっていったらニューヨークパンクとドアーズぐらいしか知らなかったかもしれない。というか聴こうとしなかったね意図的に。でも「ホテルカルフォニア」はいい曲だと思ってます。

一同 : (笑)


liveikoze : なんか、イーグルスにこだわりますね(笑)

広石 : 代表じゃないですかアメリカの(笑)

liveikoze : 水江さんはどうですか?

水江 : 影響を受けた?その頃はアメリカとかイギリスとか括ってないんだけど、たぶんアメリカの音楽を聴いてたら、「ジャズかフュージョンやるか」みたいな。俺らとは違うジャンルだなっていう風に自分は思ってたよね。でもまぁ好きな感じがやっぱり尖っていたUKの音だったから、そういうのを好んで聴いてたし、そういう音を俺達はやるんだみたいなのは漠然とあったよね。

liveikoze : それでは影響を受けたアルバムは?

広石 : それは難しいだろう。

水江 : 難しいね(笑)そりゃあまりにも難しいな(笑)


liveikoze : まぁそうですけど...広石さん的にベストの一枚ってなんですか?

広石 : 言えないなー。もう、全然わかんないねぇ。

liveikoze : これだっていうのを。

広石 : 全部が同じぐらい好きだからねぇ。それにその時々でも違ってくるし。例えばね、あの「ゴーストバスターズ」はダメなのよ。「ゴーストバスターズ」っていうあの曲はダメなんだけど、ヒューイルイスのあれの元になってるやつと、その元になってるMの「ポップ・ミュージック」はもう最高なの。Mの「ポップ・ミュージック」ってもう最高にカッコいいんだけど、それが元になって、ヒューイルイスがちょっとそれをもじって、で、ヒューイルイスのやつを「ゴーストバスターズ」のレイパーカージュニアさんがそれっぽい曲を書いてくれっていわれて作ったのがゴーストバスターズなのね。

liveikoze : 元歌みたいなものがあるんですね。

広石 : で、どっちからも訴えられて負けたっていうね。だけどその人には発注がそうだったっていうことで。で、同じ元なんだけど聴き比べたらわかるって。「ゴーストバスターズ」がダメなのUP-BEATって。あれがアメリカ独特のやつだから。わかりやすさとかが。

liveikoze : 元の曲はありなんですね。

広石 : Mの「ポップ・ミュージック」は最高に濁ってるし曲がってるし。曲がってるのがやっぱり好きなんだろうね。まっすぐじゃないのが。

liveikoze : 捻くれてるみたいな。

広石 : うん。ビートルズも曲がってるもんね。

liveikoze : そうですよね。UP-BEATも捻くれてますもんね。

広石 : 捻くれてる。

liveikoze : でもそこが引っ掛かる部分だと思うんですけど。

広石 : それがポップでもあると僕は思ってるんだけどね。だけど商業的にはUP-BEATなんかデビューしてはいけなかったのかなと思うところもあったりしてさ。

liveikoze : なぜですか?

広石 : 商業じゃん。商業としてはご迷惑をおかけしたかなと。10万枚くらいしかいってないからね。

liveikoze : でも当時としては十分じゃないですかね。

水江 : でも会社的には100万枚売るためのプロジェクトだったような気がするよ(笑)ものすごい金掛けてるから。ビクターは絶対社運をかけてやってるにも関わらず…でもそんな曲はやりたくねぇよみたいな(笑)

広石 : 「一押しでこんだけやるから、頑張ってくれよお前たち!」とか言われて「はい。HERMIT COMPLEX 」ていうさ(笑)

一同 : (笑)

水江 : 「何だこれはー!」みたいな(笑)で「今年の一押しでやるから!」「はい。UNDER THE SUN」ていうさ(笑)

liveikoze : そんな反応だったんですか。

水江 : だと思うよ(笑)

広石 : だったと思うよ。

水江 : 確かにうけるよ(笑)それは困るよね。レコード会社の立場から見ると(笑)レコード会社の会議で、どうしようと思いながらみんなの前で曲をかけるんだから。(笑)

広石 : かろうじてシングルだけはちょっとそれっぽく作ってたりはしてたけど。「Blind Age」とかはみんなびっくりしてたみたいね。ちょうど、その時ディレクターが変わって、新しいディレクターのときそれやったから前のディレクターが大ショック受けて。凄いっていって。


liveikoze : でも「HERMIT COMPLEX」は世間的には衝撃作みたいな扱いでしたよね。

広石 : うん。衝撃的ですよね。

liveikoze : 歌詞も素晴らしいし。

広石 : 歌詞もねぇ、あんなの書いちゃうとねぇ、あと困っちゃうんだよねぇ。我ながら。

liveikoze : 世間的には、ちょっと軽いイメージでアップビートって観られてたと思うんですけど、見方が変わったというか。

広石 : まぁ、表現力とテクニックの問題とかもあって、でもあれがまた、あの不安定さがいいっちゃいいんだよね。今、自分で昔の音を聴いているんだけど、不安定なんだけどそれがまた魅力なんだよね。

liveikoze : ご自身の歌についてですか?

広石 : うん。