test-No. 結成からアルバム「 test-No.008」までを語る。
結成13年を迎えた test-No. にバンド結成から新作「test-No.008」までを、メンバーの音楽遍歴を交えながら語ってもらった独占インタビュー。メンバーによるアルバムの全曲解説は必読。
liveikoze : 「「test-No.」というバンド名からは、色々実験的なことをやるバンドのイメージにも取れますよね。

DEN : 最初の頃はね、結構色々なことをやっていた気がするんですよ。ライブ中にドラムが入れ替わってみたりとか(笑)MCしながら煽っといて、「どけ!」って言って僕がドラムを叩いたりして。もう手探りで色々なことをやってきたから今の形になったんだろうなと思います。さらにドラマーが変わると音楽性はデカく変わるんもんだなって思いますね。

RYO : KAEDEに変わって凄い感じた。

liveikoze : 今までにそう感じたことは無かったんですね。

RYO : バンドでメンバーが変わるという経験が無かったので。

DEN : 一番最初の「test-No.」のドラムは、元スタッフをやってくれていた子が1、2本やってくれてたんです。彼は結構激しい音を出すタイプのドラマーで、初期のそのライブは、どっちかというとパンクというよりハードロックに近い感じでだったんですね。その後魔太郎が入ってからは完全にパンク路線。そう考えるとKAEDEは柔軟なので色々な案を出してくれているんです。

liveikoze : そんな「test-No.」各自が影響を受けたアーティストは?

RYO : 俺はもう完全な雑食なので、尾崎豊さんも聴くし、バンド物も聴くし。

DEN : リスペクトというか、最初に歌謡曲以外で聴いたのは「YMO」です。その「YMO」の坂本龍一さんと忌野清志郎さんがコラボしたPV(いけないルージュマジック)を観て「何てことをするんだ」という感じで、今度は清志郎さんの「RCサクセション」が気になってハマりました。それと昔通っていたレコード屋さんに凄く音楽に詳しい人がいて、「オマエこれ聴いてみなよ」みたいな感じでいきなり「CHAOS UK」とかハードコアパンクを渡されて。当時その人のこと凄い人だと思っていたんで「わかりました買います」っていう感じで。そしたら見事にハマってしまい…それでパンクの原点に回帰して「SEX PISTOLS」ってどうなんだろって聴いてみたら、凄く僕の肌にあっていて。なんかパンク好きな人からすると賛否両論あるんでしょうけど、音楽がどうこうでは無くてあのいい加減な具合がとてもいいんです。

liveikoze : DENさんの中では「SEX PISTOLS」はかなり大きい存在なんですね。

DEN : 大きいですね。今でもマイフェイバリットCDを持ってきてと言われると「SEX PISTOLS」のライブ盤を持っていきます。真面目に音楽をやることは大好きなんですけど、遊び心はどっか忘れちゃいけないなと思っていますので。それに坂本さんと清志郎さんがやったのも、おそらくそういうことじゃないのかなって気がしていて。

liveikoze : KAEDEさんはどうですか?

KAEDE : 僕が音楽を始めるタイミングの時はヴィジュアル系が全盛期の時で「BY-SEXUAL」がドーンといっている時でして。それこそ「X」にしろ「BUCK-TICK」、「GLAY」とかがドンドン出てきている時代で、凄く良いなと思っていました。

liveikoze : 「BY-SEXUAL」をリスペクトしていたんですね。

KAEDE : 今でこそ7年もやっているので、変な空気が出来ても迷惑だと思うんですが、正直みんなに羨ましがられてます。僕、北海道出身なんですけど、北海道出身のバンドマンて基本上手く無きゃダメだみたいな風潮があって。たとえヴィジュアル系でも腕を競い合ったりするんですね。で、自分ももっと上手くならなきゃとダメだという感じで一回ヴィジュアル系を離れたんです。そこで洋楽を凄く聴くようになって、ドンドン吸収しました。最初は「The Police 」からです。VHSのビデオテープがクシャクシャになるくらい観ました。

liveikoze : そんなKAEDEさんのマイフェイバリットは?

KAEDE : やっぱり「The Police 」ですかね。あと「クランベリーズ」とかも好きですね。

liveikoze : DENさんはやっぱり「SEX PISTOLS」ですか?

DEN : 基本そうなんですけど、「DISCHAGE」のアルバム「WHY」の混沌さが凄い好きです。当時毎朝学校に行く前にかならず聴いてましたから。

KAEDE : 「THE CURE」も好きですよね。

DEN : THE CURE」とかはだいぶ柔らかくなってからかな。あと「JAPAN」も良く聴きましたよ。

liveikoze : RYOさんは?

RYO : 音楽に関しては凄い雑食で、尾崎豊を上げたように、兄貴が持っていたのを色々聴いていて、その後DENが聴いているのを横で聴いて「それいいね」という感じで…。実は自分で開拓したことがなくて。

DEN : 竜治がハマったのは「GBH」とかなんですよ。どっちかというとポップ思考というか。

RYO : そうだ、「TOY DOLLS」。

DEN : 竜治は混沌というかあっち側にいくと興味を示さないというか(笑)

liveikoze : その辺曲作りの上で上手くバランスが取れているのではないでしょうか。

DEN : 結構今の状態って「TOY DOLLS」とかの雰囲気に近いかもしれないですね。今となっては自分で曲を作ってもハードコアパンク色って出ないんで。