URBAN DANCE インタビュー。30年の時を経て実現した再結成について成田忍、小山謙吾、松本浩一が語る。
1985年、YMO の細野晴臣主催のレーベル「NON-STANDARD」から同じく YMO の高橋幸宏プロデュースでデビューした URBAN DANCE。当時"ポスト YMO"と称され、先鋭的かつ独創的なサウンドでシーンに異彩を放っていた。しかし早すぎたそのサウンドは正当に評価されることなく、アルバム2枚とシングル1枚をリリースし、2年という短命でその活動を終えた。そんな URBAN DANCE が、30周年を機に全てのキャリアを収録した、2枚組アニバーサリーアルバム『UDクロニクル』を昨年の12月にリリース。そしてライブを行うために成田忍、小山謙吾、松本浩一のオリジナル・メンバー3人で再結成した。今回30周年記念のワンマン・ライヴ「CERAMIC LOVE 2016」を行う前に出演した、東京・新宿 LOFTでのイベント時にメンバ−3人に話を伺った。
URBAN DANCE


ライブイコーゼ : 30周年おめでとうございます。今回の記念ライブを行うことになった経緯を教えていただけますか?

成田 忍 : 単純に30周年なので。NON-STANDARDレーベルが30周年なので、お祭りとかやるのかなと割と引いた感じでいたんですが、どうもそれが上手くいかないらしく、「まずいぞこれでは30周年で何も出来ないぞ」ということになっている時、関係者や友達の方がCDの再発をしましょうと動いてくれて。当時リリースしたものが2.5枚あったんですけど、それにデモテープやライブ音源を加えた2枚組のアルバムを作ってくれました。そしてリリースに伴ってライブもやろうかということで、今回のライブに漕ぎ着けたというわけです。

ライブイコーゼ : ここ最近での活動は?

成田 忍 : それぞれバラバラに活動していて、今回のために集まりました。当時2年ぐらい活動していたんですが、それ以来になります。

小山謙吾 : ただこれまで全く会わないというのではなく、時々会ったりとかはありました。

成田 忍 : 松本君とは凄く久しぶりですね。

松本浩一 : 4-Dのライブを観に行ったり、ライブ前にDJをやったりそういうことはありましたけど。

成田 忍 : 各々が活動している中で交流がなかったわけではないですが、URBAN DANCEとしてやるのは久しぶりです。

ライブイコーゼ : タイミング的には素晴らしいですね。サウンドも今の時代に凄くフィットしていますし。

成田 忍 : そうですか。

ライブイコーゼ : 全然違和感なく、ある意味今のサウンドといってもわからないですよ。

メンバー一同 : うおー…(笑)。

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成田 忍 : 今やっていることも、それなりに繋がっていることが多いですけど、当時の流行りの中でやっていたモノが、あれから30年経ち、80’Sのモノが持て囃されたりすることで、今の若い人たちが新鮮に感じてくれているのだと思います。

ライブイコーゼ : フォロワーの方も多いですよね。今回のライブにもゲストでいらっしゃいますし。

成田 忍 : ありがたいことに、今回のセッションにはそういうメンバーが集まってくれました。NARASAKIとは以前からの知り合いで、彼は高校生の時によく聴いていてくれたそうです。そういう感じの繋がりなんですけど。

ライブイコーゼ : NARASAKIさんのお名前が出たところで、「Dear Future」 についてお聞きしたいのですが?

成田 忍 : 「Dear Future」って曲をみんなでカバーするということでNARASAKIから電話があって。なんか曲を作っている時に僕が歌った方が良いんじゃないみたいなイメージがあったらしくて、声をかけてくれたんです。まあ半分遊びでURBAN DANCEを付けちゃったんですけど、後でメンバーに怒られました。そんな簡単にURBAN DANCEを使うなって(笑)。

一同 : (笑)。

小山謙吾 : 基本的には3人での活動がURBAN DANCEなので。

ライブイコーゼ : その時は成田さんだけですよね?

成田 忍 : その時はそうです。ex.とか付けておけば良かったんですけど。

小山謙吾 : 周りが勘違いしてしまいますから、「URBAN DANCEは復活するの?」とか。その時はそんな話は全然出ていなかったので。

松本浩一 : 単純に紛らわしいと…

ライブイコーゼ : どう思いました?

松本浩一 : いや、それはそれで…

成田 忍 : 多分怒ってたぽいね。

松本浩一 : 全然怒ってないです。逆に「Dear Future」のことは正直知らなかった。

ライブイコーゼ : アニメで使われていたから若い人にはこの曲で、URBAN DANCEを知ることになったりしたのではないでしょうか?

成田 忍 : そうなんですよね。YouTubeの再生回数が一番多いんですよ。COALTAR OF THE DEEPERSよりも。

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