OBLIVION DUST 「LIVE TOUR 2015 」12月22日 赤坂BLITZ
レポート 2016-01-11

暮れも押し迫る12月22日、OBLIVION DUST が「LIVE TOUR 2015 "Live Graffiti" 」の2日目にあたる赤坂 BLITZ公演を行った。彼らは今年3月に開催したファンクラブ限定のライブ以来ワンマン公演を行っておらず、ファンにとっては今回の東名阪ツアーが最高のクリスマスプレゼントとなる。

SEのブレイク・ビーツが流れる中会場は暗転。歓声の中導かれるようにメンバーがステージに登場し「RADIO SONGS~Best of Oblivion Dust」 収録の「Radio Song 」でライブはスタート。頭から K.A.Z(Gt.)と RIKIJI(Ba.)の繰り出すゴリゴリの音の塊に触発され、オーディエンスはリミッターを振り切ってステージ前になだれ込んでいく。さらにそこへ火に油を注ぐ如くKEN(Vo.)が煽るように叫ぶと会場は一発触発的な物凄い盛り上がりを見せる。そして畳み掛けるよう「Microchipped 」、メロディックな「 Never Ending」とヘヴィーなナンバーを続けると、我慢できなくなったオーディエンスは次々とサーフクラウドでステージを目指していくのであった。

「赤坂ブリッツ元気ですか!OBLIVION DUST "Live Graffiti" ツアーにようこそ!一ヶ月前の急な告知にもかかわらずこんな集まってくれてありがとうございます!会場は暑いけどステージ上はまだ寒いです。人間寒いと耳が赤くなるけど、あまりにも寒すぎて耳の周りが赤くなってくる(笑)。今日のライブの終わりまでには黒になるように」と K.A.Z のサイドを赤く染めた ヘアースタイルのことを KEN が茶化したMCで会場を笑わせ「その黒を目指して次の曲をやります」と、 当人である K.A.Z のエッジの効いたギターから始まる「Black Tongue」を。次いで スピーディでザクザクとしたカッティングと彩りある高音のフレーズが印象的な「Plastic Wings」、「Future Womb」を挟み、曲中"oiコール"で会場を煽りまくる「Girlie Boy Immitation #6」と、RIKIJIのグラインドでヘヴィーなベースに下支えされた OBLIVION DUSTとして最大値の熱量をフロアーに放出していく。

次のMCで KEN は 伏線としてバックステージでの K.A.Z との間の悪さについてのエピソードを幾つか話すと「さっき『Future Womb』を演っている時、ステージ中央部が空いていたので、そこへ行こうとしたら…K.A.Zがいるわけですよ!!!」とネタのようなリアルな話で会場を大いに沸かせる。そして「この曲を聴いてください」と、少し和らぎクールダウンしたフロアーにスローな「All I Need」を。舞うような仕草でギターをプレイする K.A.Z の織りなす切ないメロディーは天に昇っていくようだ。そして優しく広がりのある「Crazy」とバラードを2曲続けると一転、デジタルなSEから引きずり込むような RIKIJI のベースで狂気を誘う「Disappear 」、ポップでキラキラしたフレーズが降り注ぐ「Girl in Mono」という選曲で再びボルテージを上げていく。

「最近若いバンドがウォール・オブ・ デス をやってんじゃん。オブリでもやりましょうかね?でもオブリのウォール・オブ・ デスは皆んな真ん中に集まって、俺がGO!って言ったら壁にぶち当たるの(笑)。次の曲でやってみますからね!」と KEN が冗談ぽく話し「Tune」、打ち込みのダンサンブルなビートから、会場中が一体となってのクラップが高揚感を煽る「Sail Away 」、耳を劈くノイズとハンマーのような低音が襲いかかるインダストリアルな「Sink The God」と立て続けに連発する。

最後のブロックを前に KEN はライブに来てくれたオーディエンスに改めて感謝を告げ「大阪で K.A.Z は2016年の OBLIVION DUST に期待していいよと言っていたので期待してください!」と話すと会場からは大きな歓声が。活動が少ないバンド故にファンにとっては待ちわびていた言葉だったのだろう。そして K.A.Z のギターリフにレスポンスするオーディエンスの掛け声から「Designer Fetus 」を披露。上着を脱ぎ捨て上半身裸になった RIKIJI は爆音を響き渡らせながらオーディエンスを威嚇し、「Goodbye」では K.A.Z が中央のお立ち台に立ち一心不乱にギターをかき鳴らすことでさらにオーディエンスを煽っていく。勢いそのまま「Haze」でも会場を挑発し続け、最後はアグレッシブな「24 Hour Buzz」で狂乱の会場を大いに揺らし圧巻のステージを締めくくった。もちろんアンコールはいつも通りナシ。本編で全てを出し切る潔さにバンドの美学が感じられる。そんな彼らにシンパシーを感じるのであろう訪れたオーディエンスも割り切ったように満足そうな表情で会場を後にしていた。



TEXT : R.H / 撮影 : 緒車寿一


OBLIVION DUSTphoto : 緒車寿一

OBLIVION DUSTphoto : 緒車寿一

OBLIVION DUSTphoto : 緒車寿一





「LIVE TOUR 2015 "Live Graffiti" 」
2015年12月22日 @赤坂 BLITZ

01. Radio Song
02. Microchipped
03. Never Ending
04. Black Tongue
05. Plastic Wings
06. Future Womb
07. Girlie Boy Immitation #6
08. All I Need
09. Crazy
10. Disappear
11. Girl in Mono
12. Tune
13. Sail Away
14. Sink The God
15. Designer Fetus
16. Goodbye
17. Haze
18. 24 Hour Buzz




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