LOOPUS 7月19日『 20周年no夏ノ陣! “RETURN TO NATURAL VS SERIES” 』 下北沢 CLUB Que
レポート 2014-09-21

“RETURN TO NATURAL VS SERIES”と題し、下北沢 CLUB Que の20周年記念イベントの一環として開催されたこのライブは、THE JETZEJOHNSONとのツーマンライブという形で行われた。

THE JETZEJOHNSONのダンサンブルでアッパーな演奏の後、上昇した熱気を冷ますには程よいインタバルがおかれ、会場には張りつめた緊張感が漂い始めていた。少しして、幻想的で醒めた音色のSEが流れ出し、ステージを凛とした空気が支配する中メンバーが登場。そしてギターの律が徐に不穏な音色を奏で始める。その音に導かれるように全身黒を纏った宙也がステージに姿を見せライブはスタートした。

一曲目はエキセントリックなギターから始まる「Jesus Vice」。溶け合う青と赤の照明の中で宙也は、バックの演奏に絡み付くように妖しく艶やかに歌い表現する。「CLUB Que 20周年おめでとうございます。夏ノ陣、楽しんでいきましょう」と軽く挨拶をし、揺れる気怠いギターの音色に誘われるまま二曲目の「風」へと。ディレイの残響音は反復し、重なり合いながら渦巻くように宙也の歌を包み込んでいく。自由に心地よい風に身を任せている、そんな気持ちにさせる曲だ。そしてその余韻を残す音の残像に、切なく悲しいギターの音色「Unknown 2 World」が演奏される。両手を広げ天を仰ぎながらマイク無しで歌う宙也の姿が殉教者の如くとても印象的だ。

MCでは「夏らしい日にしたいと思います。暗い盆踊りだと思って下さい」「僕は戦うのが好きじゃないので、VSということですけど、勝ち負けはなしでよろしくお願いします。今日は同点二位を狙っています。二位はいいよね」と。そしてMCの途中から背後で鳴っていた、深い森に響くガラスのような、脆く危ういギターの音色で「Fantasia」の演奏へ入っていく。無重力に漂うギターと、地を這い、うねるようなベースがダークな世界をステージ上に構築していく。次の「 Lake Placid Blue」では一転してポップでカラフルな世界へとオーディエンスを誘う。

「Biorising」「Fascinate Love」では律が変幻自在のギターソロを披露し、宙也の激しい叫びからの「G-machine」では激しく会場を震わせ、オーディエンスをビートの渦に取込んでいく。曲の終わりに「オイ!」と一言吐き捨てると、「無敵のアクエリアス」と曲名を告げ、ジャケットを脱げ捨てタンクトップ姿に。グルーヴィーで腰にくるサウンドに乗せ高らかに歌い上げる宙也。最後に「世界に平和を!」と会場にメッセージを投げかけ本編は終了した。

鳴り止まないアンコールに応えデビューシングルの「Soulmate」を披露し、ダークサマーともいうべき、一夜幻想のLOOPUSによる祭りは乾いた湿度の中終わりを告げた。

文=R HIRAKAWA 写真=K FUJUSAWA



アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


アレルギー


LOOPUS


LOOPUS


LOOPUS


LOOPUS


LOOPUS



LOOPUS 『 20周年no夏ノ陣!“RETURN TO NATURAL VS SERIES” 』 
7月19日 下北沢 CLUB Que


01. Jesus Vice
02. 風
03. Unknown 2 World
04. Fantasia
05. Lake Placid Blue
06. Biorising
07. Fascinate Love
08. G-machine
09. 無敵のアクエリアス
EN - 1
10. Soulmate