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URBAN DANCE インタビュー。30年の時を経て実現した再結成について成田忍、小山謙吾、松本浩一が語る。

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ライブイコーゼ : 話を戻します、当時ポストYMOといわれていたわけですが、そのことについてどう思われていましたか?

成田 忍 : どうですかね…僕はYMO好きだったんです。特に中期の「テクノデリック」とか「BGM」がバッチリだったんで、そういうことが出来れば良いなと思ってやってたとこもあったんですけど。二人はどうかな?

松本浩一 : 僕も好きでしたよ。僕はファーストアルバムが好きでした。でもセカンドの「ソリット・ステート・サヴァイヴァー」が大ヒットしたでしょ。あれから好きじゃなくなったんです。当時はイギリスのエレクトロポップとかニューロマンティックとかばっかり聴いていたので。輸入盤屋さんに通ってその辺のものは全てカバーしていましたしね。

ライブイコーゼ : URBAN DANCEからはその辺の香りがしますからね。

成田 忍 : だから時期的にはYMOがお休みしていて、3人組で高橋幸宏プロデュースということで、そういうお膳立てがされているような感じだったんです。でも意外にやってみるとそういう音にはならなかった。割とバンドをやっているという感じだったし、みんなの思考がわりとニューロマンティックだったというか。

ライブイコーゼ : たしかにテクノというかニューロマに近いですよね。特にファーストアルバムとかは。

成田 忍 : 歌っているというのもありますしね。似ているというのはあまりなかったと思います。

松本浩一 : たまたま3人組ということ、YMOが散開してからちょうど出てきた、ということで分かりやすかったんじゃないですか。

ライブイコーゼ : キャッチコピー的にですね。

松本浩一 : そうそうそう。恐れ多いですけど。

ライブイコーゼ : プレッシャーはありませんでしたか?

成田 忍 : あまり深く考えていなかったです(笑)。

松本浩一 : コントロール出来なかったですね、やっぱりメジャーなので流されることもあったし、従わなくてはいけないこともあったし、嫌だったというより結果的にはそうであったということで、今ならもうちょっとコントロールしつつ出来るのではないかと。

ライブイコーゼ : このタイミングで新しいものを出してみようとか?

成田 忍 : それは言われています。そこに関してはOKなのかどうかはまだわからないですけどね…あるじゃないですかそこの境目というか。そこはこれからですかね。極端にいえば、人のカバーであれば URBAN DANCE でやっても良いけど、新曲をやるとなると「あーそういうことね」という風になるのではないかと…再活動をやっていくのだなって。気分がそういう風になったらやれば良いし。でもライブはやろうかなと思ってますけど、そっから先というのは、ちょっと違うことになるからどうかなって…そこは決めていないので。

小暮 秀夫(ライター): 今回のライブは(2月11日)はゲストを迎えてセッションをやるそうですが、3月12日のワンマンはどういうものになりますか?

成田 忍 : 3月12日はワンマンということで演奏時間も長いし、我々の全曲ってそんなにないんですよ。なのでほぼ全曲やることになると思います。加えて今回ゲストで高橋幸宏さんが出てくれるので面白いことになるのではないかと思っています。高橋幸宏プロデュースのバンドに高橋幸宏が出演するということは大きいですね。カバー曲をやったりとか、幸宏さんの曲をやったりしても良いですね。

小暮 秀夫(ライター): 予定としては12日にワンマンをやって25日に大阪ですよね。

成田 忍 : そうです。僕らは関西のバンドなので東京でやるなら大阪でもやらないと、と思い企画を組んでもらったんです。