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PERSONZ インタヴュー。ニューアルバム「夢の凱旋 -TRIUMPH OF DREAM- 」と武道館への想い。

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2011年のツアー・ファイナルで、JILLが「3年後、結成30周年となるとき、もう一度武道館でライブをやる!みんなで『DEAR FRIENDS』を武道館 で歌いたい!」と、ファンと約束したその言葉から始まった”ROAD TO BUDOKAN”。
その夢から3年半、PERSONZ は遂に24年ぶりとなる念願の日本武道館公演を行う。
今回、日本武道館公演に先駆け発売された通算20枚目となるオリジナル・アルバム「夢の凱旋 -TRIUMPH OF DREAM- 」と、今週末に迫った「PERSONZ ~ DREAMERS ONLY SPECIAL 2014-2015 ROAD TO BUDOKAN FINAL ~」について語ってもらった。

liveikoze : まずはアルバムリリースおめでとうございます。前作の「ROCK’A’THERAPY」から5年ぶりになるわけですが、今回のアルバムは、武道館をやることが決まって制作に入ったわけですか?

JILL : そうですね。まず武道館を全うしようとしていた矢先、以前いたメーカー三社さん協力のもとプロモート体制が整いまして、まずテイチクさんからベストアルバム、ユニバーサルさんでは新作を、さらにエイベックスさんからも…という感じで流れていったんですけど、なかなか決まらなくて…直前で武道館に合わせて20枚目をということで、ユニバーサルさんからリリースすることが決まり制作に入りました。

liveikoze : アルバムタイトル「夢の凱旋 -TRIUMPH OF DREAM- 」というのは、武道館に再び凱旋するというイメージですか?

JILL : そういう意味もありますし、武道館に向けて3年半、ファン共々突き進んできたことを、語るべくしてのアルバムなので、このタイトルをつけました。

liveikoze : アルバムの内容についお伺いします。

1曲目 「SONG OF CELEBRATION」

JILL : 一応凱旋パレードといったイメージもあります。5年ぶりのアルバムなので、いきなり曲に入るよりファンファーレが鳴っていて「30周年おめでとう!」というイメージで作りました。

2曲目 「ETERNAL SUNSHINE」

JILL : 「ETERNAL SUNSHINE」 の中に、詩人の方の詩が出てくるんですけど、私はそれを青春と捉えていて。もう私達は青春という時期は通り過ぎていますけど、別に青春というのは区切られた時間ではなく、今でも体現できるということを50代にして表現したかった曲です。

3曲目 「TRUST ME ! 」

liveikoze : この曲は十代の子達も共感する歌詞で、「LOVE IN THE DERKNESS」(MODERN BOOGIE 収録)的な雰囲気を感じたんですが。

JILL : 本田君の曲ですからね(笑)。いわゆるギタリストが作った曲というか、本田君はギタリストなので、ロックっぽいリフを得意としていますので、それが出ている曲ですね。

4曲目 「TRIUMPH OF LOVE」

liveikoze : 勝利を勝ち取る歌と受け取ってもよろしいでしょうか?

JILL : 勝利というより、自分で勝ち取る夢に対する熱い思いということです。_"TRIUMPH"というのは凱旋という意味もあり、勝利という意味でもあるんです。でもどちらかというとヴィクトリーではなく、自分達が努力して勝ち得るという…例えば自分で病に打ち勝ち、病気を越えるみたいな。そういう意味での TRIUMPH を使っているし、凱旋という言葉も使っているわけです。

liveikoze : その言葉はバンドにリンクしている感じですか?

JILL : 自分達の今までやってきている3年半の気持ちが入っている曲ですから。自分達で夢は勝ち取るものだと歌っています。

liveikoze : 願えば叶うという…

JILL : いや、そんなに甘いものではないと思います。ただ、そこに行くためには、一人では出来ないということを全編通して歌っています。

5曲目 「IF YOU」

liveikoze : この曲は震災から生まれた曲ですよね?

JILL : 震災というか自分達が危機に面し、メンタル的にダメージを受けていた時、人から励まされたり助けてもらったりする前に、まず自分に打ち勝たないと一人で立ち上がれないという歌です。そして「もしあなたがそうだったらどうしますか?」というふうに、皆さん一人一人に想う気持ちを問いかけている歌です。

6曲目 「MOMENTS OF HAPPINESS」

liveikoze : ポジティブな歌詞ですね。

JILL : 現実はネガティブなことが多いのですよね。毎日嫌なNEWSと悲惨なことが起きていて。だから歌の中だけでもハッピーな感じをモチーフにしたかったというのがあるんです。軽快な曲だったんでそういう風に思えたんじゃないでしょうか。

7曲目 「TAKE ME TO YOUR HEAVEN」

JILL : この曲は、私たちの音楽がファンにとってこういうものではないのかなと思って作りました。PERSONZの曲を聴いて凄く励まされたとか、勇気がでるっいう方達にとっては私たちの音楽は天国でしょうから、そういう意味で書いております。