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クラウドファンディングで制作!映画「Japanese Rock & Roll Ghost Story」マイク・ロジャース & 延原達治インタビュー。

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THE NEATBEATS、THE PRIVATES、ザ50回転ズ等、本格的ロックンロールバンドが出演するロックンロールムービー「JAPANESE ROCK ‘N’ ROLL GHOST STORY」が制作資金を集めるためクラウドファンディングを利用してサポータを募集している。現在目標金額には達成しているが映画制作には多額の費用がかかるということで、もっと多くの人たちにこのことを知ってもらいサポーターになって欲しいと、急遽この映画のプロデューサーでインターFMのDJでも知られるマイク・ロジャースと、この映画に出演するTHE PRIVATESのボーカリスト延原達治にインタビューを行った。彼らのインタビューを読み、この映画を観たい!と思った方は是非サポートしてあげて欲しい。

liveikoze:この映画を作ろうと思った経緯を教えてください。

Mike:昨年の9月に酷い病気になって23日間入院してしまってんです。病院の先生いわく心臓の問題ということなのですが、一番はストレスが原因だと。会社を作ったばかりでそれが凄いストレスになっていたみたいで。奥さんからも仕事辞めなさいと言われ、インターFM以外全部辞めたんです。放送をやることは全くストレスにならなかったのでそれらは続けましたが。

liveikoze:放送は好きなことだからですね。

Mike:そう、好きなことだからね。僕は大学生の時に映画を作っていて幾つかの賞を獲りました。その後映画の世界に進みたかったのですが、当時のハリウッドではファミリーが映画のビジネスに携わっていないとその世界に入っていくのは無理だったんです。だから先生に「あなたは才能があるから他の地に行きなさい」と言われてミネソタに州に行こうと思ったのですが、色々あり日本に来ました。一番最初に来日したのは渋谷の109が建ったばっかりの1979年。そして今回病気になりベッドにいる時に自分の人生とかを考えていたらその時のことを思い出し、何か残すものを作りたいと思って。

liveikoze:それで今回の映画「Japanese Rock & Roll Ghost Story」を企画されたわけですね。

Mike:そうです。THE NEATBEATS のPANさんの家の地下にあるアンティークスタジオに入った時、何かが閃き「これはパーフェクトだ!」と思いその時のアイデアを元に作りました。

liveikoze:PANさんの家に行ったときにアイデアが浮かんで、その時に映画を作りたいと思ったのですか?

Mike:そうですね。映画を作りたいけど、どういったストーリーにするかはその時まだ決まっていませんでした。映画というのは良いアイデアがあってもキチンとしたビジネスとして成り立たせるためには様々な人たちとのやりとりが必要なんです。

liveikoze:最初からロックンロールムービーを作ろうと思って始めたというわけではなかったということですね。

Mike:自分の得意な部分は何か?と考えた時、ずっとやってる音楽の材料を使って作ろうと思いました。ある意味パンク的なものというか…僕がカッコいいと思ったらそれで充分なので。

liveikoze:では自身の持っているカードを使って。

Mike:僕が急に「タイタニック」みたいなものを作ろうと思ってもちょっと難しいですからね(笑)。

liveikoze:企画が決まり、誰に出演してもらうおうかという話しになった時、もちろん最初にPANさんに声をかけたんですよね?

Mike:もちろん!東京オリンピックが開催される2020年までに色々な国の人たちが東京に来ますよね。だからそのチャンスを生かすために話題を作ることが重要になってくる。ロックンロールだったら海外の人たちに分かりやすいアーティストを選ばないとだめだよね。THE NEATBEATSだったら、簡単に僕は説明できる。「ジャパニーズビートルズ!」ってね。シンプルはすごく大切なポイントですから。彼らとの出会いは、僕の番組に出演してくれたSEX PISTOLSのグレン・マトロックがライブを行うということで、是非ビデオを撮りたいといったらOKということになりライブに行ったんです。その時に前座で出演していたのがTHE NEATBEATS。そこで初めて観たら「何これ!もう最高!」というくらい素晴らしかった。ライブ後バックステージに行って仲良くなり、その後スタジオとかに行くようになったんです。で、PANさんから紹介したい人がいると言われたのがTHE PRIVATES。偶然にも同じ時にインターFMのスタッフから「Mike、このアーティスト知ってる?多分あなたの番組にイイよ!」ってTHE PRIVATESのCDを貰ってバンバンかけてたんですよ(笑)。それで始まったんです。

延原:そう。Mr.PANからすごく言われてたの。とにかくMikeが超面白いって。それで今度Mikeと映画を作るんだけど、ノブも参加してよって。で、自分たちのアルバムをリリースした後にインターFMのMikeの番組に出演することになって。それが最初で、その後新年にMikeプレゼンツのフリーライブがあって、その時にもう勝手にこういう映画でトレーラーを作るから、向こうから歩いて来てとか言われてさ(笑)。俺たちは何のことかそん時は全然わかんないまま、いいよって。その後にMikeがちゃんと説明するからっていって二子玉川で映画の話をしたんだよね。だからMr.PANとかもそんな感じで録ってて、出てる人が誰もどういうストーリーになってて、最後にどうなんのか知らない。今でも知らないよ。だけど俺は別に良いと思ってる。

Mike:実際誰もまだ原稿を見てない。僕と黒人のプロデューサーは観た。彼は「これ素晴らしいです。すごく安心した」と言ってた。

延原:ただ一言いうと、日本初のロックンロールムービーってやつを観たいかって感じだけど、ロックンロールムービーみたいな音楽ムービーって昔からいっぱいあるじゃん。作るのは絶対必要だと思うんだけど、面白いやつってほとんど一個もないよね(笑)。だから、すごい期待してんの。