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test-No. 結成からアルバム「 test-No.008」までを語る。

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liveikoze : 8枚目のアルバム「test-No.008」についてお聞かせ下さい。

RYO : 内容的には5曲づつ書いて10曲入りのアルバムです。

liveikoze : それでは曲について一曲ずつ解説をお願いします。

一曲目「WAVE」

DEN : 僕の曲です。曲を作る時は歌詞かメロから出てくるんですけど、今回はイントロから出てきたんです。イントロのリズム “三三七拍子” を上手く使い、それをもじって曲になっていけばいいなと思って。“三三七拍子” って誰もやってないなと思って。それをそう聴こえないように三、三で八発音を叩いてみれば、拍子じゃないんですけど違う感じになるんじゃないかと思いまして、そっから作り出して、波に乗って余裕だぜみたいな感じのわかりやすい歌詞を書いてみようかなと思って。本当にイントロのままの勢いでいければ良いかなって感じで書いた曲ですね。

二曲目「stand」

RYO : ちょっとハイブリッットな勢いのある曲です。この曲はライブで盛り上がるだろうとリフから作って、仕上げた感じです。

三曲目「U.M.A」

DEN : これはですね年末あたりに、去年は巳年で「スネーク」という曲があったんです。べつに定着させようと思ったわけでは無いんですけど、巳年なのでへびの曲やるぜみたいな感じで一年言い張ってやったら、年末あたりからお客さん達から「来年は馬ですよね」みたいな感じで言われてだして作らざるを得なくなりました。ただ馬の曲を書くのはなんだなと思い「U.M.A」って未確認生物(Unidentified Mysterious Animal )という意味も掛けて歌詞から作りました。

liveikoze : ライブで盛り上がる曲ですよね。

DEN : そうですね(笑)いい加減なもんでして。

四曲目「so easy」

RYO : 「test-No」.で歌い続けてきてようやく気づいたことがありまして…薄々は気づいていたんですが俺の声って可愛いんだなって…

liveikoze : 過去に言われたことはなかったんですか?

RYO : 言われたこともあります。それは目を伏せていた部分なんですけど…今回、だったらこの声にあった曲を歌詞を含め書いてみようかなと決心しまして。

liveikoze : RYOさんの声は、可愛い声というか、青春の甘酸っぱい青さを感じさせることの出来るの声だと感じますが。

RYO : どんだけカッコつけて必死こいてもああなってしまうというか(笑)こういう声ということを自覚して、今ちょっとづつ前々作くらいから切り開いているところなんです。今回の作品はそんな今の俺の最高傑作かなと思います。

五曲目「アブストラクトゲーム」

RYO : 囲碁とかモノポリーとか理詰めで勝敗が決まる特に目的がないゲームのことを言います。自分が若かりし頃に受験勉強とか何の意味があるのって思ってたことを、歌ってみようかなと思って。

DEN : 当時は考えたことですよね。曲を聴いてると本当歌詞が飛び込んでくるんですよ。何の為の勉強なんだろうって。そういえばそういうことを考えていたなと思い返します。

RYO : 当時勉強をしていた時に日本の教える試験の内容を誰が決めているんだろう?って誰でも思うと思うんですよ、この問題って誰が作るんだって。何の役に立つんだっていうことをずっと思っていて。難しすぎるだろう、これは只のゲームだっていう風に思えればって。

liveikoze : たしかに人生はゲームかもしれないですからね。ただこの年齢で青春の苦悩的な部分ははなかなか歌えないですよ。ある意味凄いと思います。

六曲目「甘い地球の作り方」

DEN : 今まで自分で曲を書いていて、ワルツの曲を書いたことがなかったんです。だいたい僕はいつも朝に曲の案が浮かぶのですが、ふとワルツの曲が書いてみたいなと。なんかワルツって退廃的な感じになりがちなんで、ちょっバカっぽいのとシリアスなものを一番と二番でガラリと入れ替えると面白いんじゃないかなと思いまして。

RYO : その技がピリリと効いている仕上がりになっております(笑)

DEN : レコーディングは結構こったよね。

KAEDE : そうですね。

RYO : この曲だけバスドラの音が26インチだったりして。

DEN : イメージとしては大道芸人がやってきた感じなんです。ただ、どちらかというと悪そうな大道芸人がやってきちゃったぞみたいな(笑)最初甘く入ってますからとてもファンシーな曲なのかなと思きやっていう歌詞に変わっていく。

liveikoze : なんか「THE DOORS 」の「strange days 」のアルバムジャケットみたいな感じですね。

DEN : そこまでは崇高なほうにはいってないですけどね(笑)

RYO : 崇高ではないね(笑)

DEN : でもある意味崇高といえば崇高だよ。