ヤマダ グリーンドーム前橋にて開催された ROGUE 主催のイベント GBGB2015 を完全レポート。
Share
「GBGB G-Beat Gig Box 」
2015.04.25 @YAMADAグリーンドーム前橋
清々しい晴天となった4月25日、今回が3回目となるROGUE主催イベント、GBGB G-Beat Gig Box が群馬県のYAMADAグリーンドーム前橋にて開催され、80年代から活躍しているバリエーション豊かで、多才なアーティストたちが勢ぞろいした。このイベントは障害者を支援していくという理念のもとに開催されている側面もあるため、会場には多くの障害者の方々も来場しており、続々と詰めかける人並みの傍らで、大勢の有志ボランティアタッフが、来客する車いす利用者の方々をスムーズにエスコートする姿が見受けられた。
【VERTUEUX】
今回のイベント一発目を飾るのは、ValentineD.C.のボーカリストken1&元De-LAXのギターリストHIDEKIからなるVERTUEUXだ。スタートから「灼熱”」、「Sandy Weeds」など、ビートの効いた激しいロックナンバーを連発していく。MCで ken1 が、「今日は、このライヴを成功させようとする、ハンパない数のボランティアスタッフたちの意気込みがヒシヒシと伝わってくる。とても意味のあるライヴに参加させてもらい、感謝します!青春時代に夢を見させてくれた大先輩方と一緒なので、負けないように頑張りたい!」と意気込みを語り、壮大なスローバラード「Angel」を含む、疾走感あふれるヘビーな楽曲を披露し、オープニングから熱いステージを見せつけた。
【GO-BANG’S】
続いて GO-BANG’S 森若香織が赤いスパンコールのアクセントが効いたティアードフリルを小粋になびかせ笑顔で登場。いきなり88年のメジャーデビューシングル「ざまあカンカン娘(ガール)」、89年に大ヒットとなった「あいにきてI・NEED・YOU」のポップチューン2曲を立て続けに連発すると、MCで「新たなメンバーでまた GO-BANG’S 始めました!奥野さんとまた繋がることが出来て嬉しいです。"GBGB"って、GO-BANG’S?GO-BANG’S のこと?」と、明るく話し場内の笑いを誘うと会場は一気にハッピーなムードに。そして4月23日に発売された森若の書き下ろし小説「妖精頭脳」とリンクする20年ぶりのニューアルバム「FAIRY BRAIN」から、ちょっと照れくさい"ありがとう"という言葉を元気に伝える曲「サンキューパンキュー」、楽しむことは良いことだ!楽しむことはリベンジなのだ!とハッピーに歌う「JOY ENJOY」を披露。最後にGO-BANG’Sのスタンダードナンバー「Bye Bye Bye」、「スペシャルボーイフレンド」を森若は右へ左へとステージを軽快に駆け回り歌うと、大きく手を振り盛り上がる会場のオーディエンスの顔には笑みが溢れていた。"女子力溢れる世界観"をモットーに前進し、元気がウリです!と話す GO-BANG’S はキュートでキャッチー、されど繊細なミステリアスを見事に持ち合わせている唯一無二のガールズバンドなのだとあらためて思わされた。