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フルアルバム「ロマンス」を完成させた THE SLUT BANKS のベーシスト DUCK-LEE に、リリースされたばかりのアルバムついて赤裸々に語ってもらった。

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liveikoze : THE SLUT BANKSを初めて知る人の為に、まずは 結成の経緯からお話しして頂けますでしょうか。

DUCK-LEE : スゲー昔なんだけど、TUSKと仲良くなって一緒にバンドやりたいなって思い、仲間内で手っ取り早くジェットフィンガーと新実さんに声をかけたって感じで。

liveikoze : それで活動が始まったわけですね。当初からコンセプトがありましたよね?

DUCK-LEE : コンセプトというか、みんなそんな有名じゃないけど過去に色々あったから、そういうのを「一回無しにしてどこまでやれるのだろうか」っていうことに挑戦したんだよね。全然効果なかったけど。

liveikoze : ネタバレしたということですか?

DUCK-LEE : いやいや、知らない人も一杯いたみたいだよ。あ、そうだったのみたいな。やっているうちに「そうだったの」っていわれるのはしょうがないけどね。

liveikoze : 精力的に活動していましたが2000年に一度ストップしましたよね。

DUCK-LEE : 活動にいきずまったし、契約もなくなった。ま、そんな感じで。

liveikoze : 2007年に復活したのはどういった経緯ですか?

DUCK-LEE : 元々みんな仲良く飲みにいったりしてたからね。それで何となくまた始めて。べつに続けてやるつもりじゃなくて、最初は大晦日だけみたいな感じで。だからそれから1、2年は本当に盆と正月だけやるみたいな感じで。

liveikoze : それがなぜ活動が活発になったのですか?

DUCK-LEE : 気づいたら楽しくってね。なんかもう音源も作ろうかみたいな話になって。楽しいからどんどんやってって。多分みんな居心地がいいのかな.。自分だけじゃなくて他のみんなも。

liveikoze : やってて楽しいが一番ですもんね。

DUCK-LEE : そうだね。なんか今さら大きな野望も無いしね。

liveikoze : 野望は無いんですか?

DUCK-LEE : 持った所でどうにかなるんだったら持ちたいけど(笑)

liveikoze : THE SLUT BANKS のライブを観ると何か不思議な可能性をとても感じますけど。

DUCK-LEE : まだまだ行けるような気もするんだけどね。ま、しょせんおじさんだからさ(笑)

liveikoze : ミドルエイジのアーティストの方々が、今でも現役バリバリで頑張っている姿は、同世代的にとても誇らしく、素晴らしいことだと思うんですけど。

DUCK-LEE : それはもちろんね。オレ達は昔がないから出来るのかなって思うよ。ようは昔になんにも栄光がないから。だから現役感をもって今でもやれていると思う。だって昔に「GLORIA」とかがあったら、そんなのばっかりに頼っちゃうでしょ(笑)スラットにはそういうモノが何もないから。だから昔が良かったとか昔の曲が良かったとかは絶対思わせないしね。今が一番良いと。

liveikoze : 新しいアルバムを聴いてそう感じました。

DUCK-LEE : 古さを感じさせないでしょ。だから今が一番良いのかなって。