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FEATURE

フルアルバム「ロマンス」を完成させた THE SLUT BANKS のベーシスト DUCK-LEE に、リリースされたばかりのアルバムついて赤裸々に語ってもらった。

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liveikoze : それでは今回リリースされたアルバム『ロマンス』について各曲ごとに聞かせて下さい。

01「勝負師」

DUCK-LEE : 勝負師ね。歌詞は置いといて、ああいうポップなメロディーラインの曲っていうのはゆっくりめで作るんですよ。弾き語りみたいな感じで普通にアコギでジャララランって。で、それを早くしたらどうなるかな?っていう感じかな、やり方はいつもそう。ちょっとポップでメジャーな感じみたいなのがスラットバンクスっぽいかなって思うし。だからそういう曲を一曲作らなくちゃって思って。聴いている人にガッカリされるのは嫌だからね。

liveikoze : アルバム一曲目の曲として凄くパンチが効いていると思います。

DUCK-LEE : 一曲目を意識して作ったからね。完全に一曲目用(笑)

02「缶BEER」

DUCK-LEE : 「缶BEER」は何となくなんだよ。哀愁漂って良かったなって思う。また歌詞がいいんだよね。で、あんなタイトル無いもんね本当。「缶BEER」ってタイトルスゲーって(笑)

liveikoze : 曲が先ですよね。詩の注文とかはしたりするんですか?

DUCK-LEE : もちろん全部曲が先。歌詞の注文は全然しない。もちろん来た歌詞には何も言わないよ。

03「KEEP OUT」

DUCK-LEE : これは3人でやったスリーピース感を大事にする感じで。よくあるでしょ、そういう感じの音って。ドラムも巧いやつとやってたから真中のああゆう所とか。わざと昭和の石原裕次郎感をだそうかなっていう感じで。なかなか出来そうで出来ないからね。

04「スキャンダラスリルビート」

DUCK-LEE : これは前のシングルのカップリングなんだけど、結構個人的に良く出来てるなと思って。でも、もうちょっとテンポとかを変えて軽快にしたいなと思って。

05「自由への旅立ち」

DUCK-LEE : こういうの意外とオレ得意な感じでね。けっこうビートルズとかそういうの好きだから。その辺を狙ってる感じなんだけど。PVもイエローサブマリンみたいな感じでってお願いして。

liveikoze : PVがとてもファンタジスティックですもんね。でもここ最近のPVの流れとは違いますよね?

DUCK-LEE : だからわざとそうしたの。「どん底」のPVってあるでしょ、最初はあれの第二弾として「缶BEER」か「人には事情があるもんさ」のどっちかを作ろうと思ってたんだけど… PVのあいつ死んじゃったじゃん、死んだかどうか分かんないけど。でももしかしたら実は生きてて、女と会えて的なね…でもまた追われちゃうような.。ストーリーが「アウトレイジ ビヨンド」的な物を本当はやりたかったんだけど。「どん底」がそれなりにヒットして、それなりに波紋を呼んでたら、その第二弾PVにも興味を持ってくれたんだろうけど、まったく波紋を呼ばなかったからね。同じことをやってもしょうがねーなってことで(笑)

liveikoze : その続きのPVは是非観たいですね。

DUCK-LEE : ロマンスが予想外にヒットしたら追い込みをかけるような感じで、プロモーション第二弾としてやってみたいね。

liveikoze : 第二弾PVとして「人には事情があるもんさ」をぜひ作ってもらいたいです。なにせ歌い出だしの歌詞がすごいですから。

DUCK-LEE : そうなんだよ。オレとしても第二弾が「人には事情があるもんさ」で第三弾が「缶BEER」。小指の切れたオッサンがって。たぶんヤツは罪を犯したんだろうね、そんで最後、もうヤツがおじいさんになった時に公園で缶ビールを飲む。そう、ヤクザなヤツが缶ビールを飲んでっていうエンディング。まさに三部作。勝手に思ってたんだけどね。

06「人には事情があるもんさ」

liveikoze : もちろん曲が先ですよね?TUSKさんが「どん底」の流れをイメージして歌詞を書いたんですかね?

DUCK-LEE : 曲が呼ぶんじゃないかな?たぶん。いかにもみたいな曲調じゃない。多分そうなのかなって。