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vez インタビュー。絶望から始まるニューアルバム「Salary Bay」の全貌。

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liveikoze:次は「Sign」ですが。

高木:これは、まさに「Sign」ですよ。これはASAKIの曲。

liveikoze:UKテイストですね。

高木:一見ネオアコ風なんだけど、俺的にこれは海外ドラマのエンディング後半で流れたりする感じにしたかったの。イメージとしてはそういう風に仕上げたくて。

liveikoze:歌詞も前向きですよね。裏テーマ的な?絶望の裏で夢をみようということですか?

高木:今回のもう一つのテーマ「夢を見よう」というのもあるので。

liveikoze:裏テーマ的な?絶望の裏で夢をみようということですか?

高木:絶望まで行けば次はみたいな。で、自転して自分だけの力が備わった時に夢を見る。それを一人一人がサインとして共有する世界がいいなぁと思って。
単純に目と目が合うだけでいいし、言葉を交わさなくてもお互いが解りあえてる重要性という。その共有認識があれば素敵な世界じゃない?相い違う世界ばっかりじゃん。そういうの俺は本当に嫌だなと思う。

liveikoze:音的にはUKテイストですよね、ギターの歪み加減も。ASAKIさんの色が出ていると思いますが。

ASAKI:そう。vezでいうところの、俺の胸キュンシリーズですよ。ミックスの段階でギターソロ的にワウが出てくるんだけど、あそこで音量がデカいとかちょっと擦った揉んだがあったんだけど、俺の中で完成形が譲れないラインていうか。そのエグさがどうしても必要だったので。そこはちょっとエンジニアの藤井君ともいいマッチングで。ただ違和感を持っているメンバーがいるかもしれないけど、ゴメン!ここは俺としては譲れないんだっていう。

高木:YANAさんのASAKIのギターソロの音量に関して拘りが凄くて。YANAさんのすげぇ良いとこなんだけど。

ASAKI:自分のキックに対してとかも凄い拘っていたしね。今回良い意味で各々がセルフプロデュース出来ていて、それがハマった。

liveikoze:そしてヘイト・ハニー的な「 ill,,, 」ですけど。

高木:ヘイト関係無いよ。「Molly’s Lips」だよ(笑)。これは俺が作るニルヴァーナではなくASAKIが作るニルヴァーナだと思うよ。

liveikoze:そうですね。ロックンロールのドライブ感はASAKIさん特有のものかなと思いました。

高木:そう、だから歌詞もそういう感覚から入った。「 ill,,, 」って悪口。「 ill,,, 」と「Dis log roll」は繋がってんのよ。

liveikoze:そうなんですか。内容はネガティブですよね。

高木:ネガティブというか現実じゃない?皮肉だよね。俺なりのニルヴァーナテイストというか。

liveikoze:作曲者としては?

ASAKI:パーティーチューンですよ。

高木:ライブでは楽しいよね。

liveikoze:この辺はvezの十八番ですから。

ASAKI:全員おいしいからね。これ嫌いっていう人がいたら俺は信じられない(笑)。

高木:そう「Taste of the honey」につながる感じで。